2023.02.04
ガルバリウム鋼板とはどのような素材ですか?
ガルバリウムとは「亜鉛」と「アルミ」を組み合わせた合金のことです。そのガルバリウムでメッキを施した鉄(鋼板)の建材がガルバリウム鋼板です。そのメリットの多さから屋根や外壁に広く用いられています。
一番の特徴が「錆びにくさ」です。メッキに使われる「亜鉛」は、溶けることで錆びによる穴あきの拡大を抑える「防食作用」を持っています。この亜鉛をメッキした金属建材を「トタン」といいます。トタンは時間の経過につれ、亜鉛が溶けてなくなってしまうと防食作用が失われるという欠点がありました。
そこで「亜鉛」と「アルミ」を組み合わせたガルバリウムが開発されました。
アルミには亜鉛が溶けてしまった穴を埋めてくれる「保護作用」があり、亜鉛の「防食作用」と合わさると「自己修復作用」を備えることができます。
これによりガルバリウム鋼板は、長期間錆びが拡大しにくいという革新的な金属建材となったのです。1990年代にはその耐久性の高さから板金工事の主役は完全にトタンからガルバリウム鋼板へ移行しました。
錆びにくさと耐久性の高さに加え、カラーバリエーションの豊富さも選ばれる建材になった一因とも言えます。
「使用にあたっての注意点」
*バリが出ないように製品をカットしていますが、切断面が鋭利なため怪我をすることがあります。設置時は必ず手袋をして施工をお願いします。
*ガルバリウム塗料がロットにより多少、色味に差が出ることがあります。あらかじめご了承ください。